概要
こちらは、ダイキンのフィルター掃除ユニット無しの、2018年製・F63VTSXP-F(6.3kw/20畳用のSXシリーズ)という機種での紹介です。
このF63VTSXPという名前を分解すると、F=Front=前=室内機、63=6.3kw、V=2018年製、T=わかりませんでした、SX=シリーズ名、P=200Vとなります。
シンプルな、ただ冷やす・温めるだけの機種ですが、前面パネルが上下することと、デザインに特化した機種です。
この前面パネルが少しやっかいで、フィルターの手入れをする際は、リモコンを操作して前面パネルをあげてから、上に持ち上げないと壊してしまいます。
1年前に別の業者さんが分解クリーニングされています。その時はファンまでは外さなかったようですが、熱交換器が6.3kwの割にはあまり厚くなく、恐らく丁寧に仕事されていたようで、熱交換器の内側へのファンの汚れの付着はありませんでした。
実際ファンを外してみたら、左が狭くて壁に当たるので、お客様にも少し手伝ってもらいながら、やっと外れました。
施工前
施工前です。

機種名です。

試運転中です。前面パネルが上がりました。

リモコンを操作して、前面パネルを上げてから、さらに手動で持ち上げました。

前面パネルを外しました。

外装カバーのコネクタを一つ外して、外装カバーを外しました。

制御基板を外していきます。ほこりが結構ついてますが、戻す前にブロアファンで飛ばして、簡易清掃してつけます。

制御基板外しました。

ファンモーター外します。

排水ホース外しました。見づらいですが、最初は虫かなと思いましたが、どうやら排水ホースの勾配が少なかったのか、出ていくまでに配管に山谷があったのかで、詰まり気味になっていました。

左が狭かったので、外枠まで外したかったのですが、熱交換器との中継部品の爪の押さえを押すことができず断念。

左右のモーター類も外します。これは、左右羽根を動かすモーターですが、このネジが外しづらい。

ファンを外した熱交換器です。ここに行き着くまでに時間かかりました。

送風口です。

外した部品です。

ファンやルーバーです。

ファンです。結構汚れています。

施工後
施工後の熱交換器です。綺麗になりました。

施工後の送風口です。綺麗になりました。

外した部品です。綺麗になりました。

ファン、ルーバーです。綺麗になりました。

熱交換器を中心にした汚水です。1年でもリビング設置だと汚れるものです。ファンをつけたままだと真っ黒になります。

室外機への排水ホースの配管が長めでしたので、お客様に説明して短くしました。排水ホースはなるだけ短く、かつ勾配を意識することが、排水ホースの詰まり防止になり、室内機からの水漏れの発生防止になります。


元に戻して、最初と同様試運転して異音、各種動作、水漏れなどの問題がなければ、エアコンを汚しにくくするアドバイスをしてお客様に引き渡します。
