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完全分解クリーニング・東芝Dシリーズ編

概要

こちらは、東芝のフィルター掃除ユニット無しの、2006年製・RAS-2256D(2.2kw/6畳用のDシリーズ)という機種での紹介です。

シンプルな、ただ冷やす・温めるだけの機種ですが、冷房・除湿後は自動で中を乾燥させる機能は備わっています。この2006年当時この機能をつけていないメーカーもある中、これは素晴らしいことだと思います。

4年前の入居前に他の業者さんが分解クリーニングしてるのですが、分解してみるとかなりの汚れで、写真にはありませんが、熱交換器の裏側はほこりが積もっていました。その業者さんはその部分は手つかずだったようです。また熱交換器の内側もファンの汚れが飛び散っていました。これも普通に使っていてこういう状況にはなりづらいので、その業者さんかその前の業者さんの仕業だと思います。

誰に洗浄を依頼するかは大事です。

19年も経過しているため、通常はお断りするのですが、備え付けで壊れていもないエアコンを買い替えるという選択肢が取れなかったため、今回はお受けしました。

施工前

①試運転して、異音、ルーバー(上下、左右)動作、エラーの有無、水漏れなどの問題がなければ、分解していきます。

②外装カバーを外しました。底の部分で電源コードを、ご丁寧に結束バンドで固定してあります。電源コードは束ねると熱を持って火事のもとですので、最終的にばらして長く伸ばして収納します。

③これは最初に設置した方の問題ですが、化粧テープが逆巻きになっています。

④熱交換器以外の部品を全て外しました。4年だとこのようなものです。

⑤熱交換器内側です。普通に使ってここまで汚れることは考えづらいので、前の業者さんの仕業でしょう。

⑥外した部品です。

⑦ファンとモーターの連結ネジは外れましたが、モーターシャフトとファンがさびついて取れませんでした。

施工後

⑧熱交換器表です。綺麗になりました。

⑨熱交換器内側です。綺麗になりました。

⑩外した部品です。綺麗になりました。

⑪筐体、ファンです。綺麗になりました。

⑫汚水です。

⑬サービスで化粧テープ巻き直しました。

⑭元に戻して、最初と同様試運転して異音、各種動作、水漏れなどの問題がなければ、エアコンを汚しにくくするアドバイスをしてお客様に引き渡します。